東京, 4月1日, /AJMEDIA/
【ワシントン時事】バイデン米大統領は３１日、トランプ前大統領の起訴に関し、ホワイトハウスで記者団に「この件にはコメントしない」と述べ、静観する構えを示した。バイデン氏は２０２４年大統領選で再選を目指しており、既に立候補済みのトランプ氏と再び対決する可能性がある。政敵を狙った「権力乱用」の批判は回避したい考えだ。
「魔女狩り」主張、吉か凶か 大統領選へ共和支持層動揺―トランプ氏起訴・米
「政治的動機による訴追だと思うか」「抗議活動に懸念は」。記者団は起訴に関する質問を重ねたが、バイデン氏は回答を避け続けた。ジャンピエール大統領報道官は記者会見で「大統領は報道で（起訴を）知った」と述べ、事前の報告は受けていないと説明した。
トランプ氏は起訴を民主党による「魔女狩り」だと主張。選挙戦に利用している。バイデン氏はまだ正式な出馬表明はしていないが、政権の成果をアピールするための全国行脚を始めている。
