トランプ氏“中国メーカーがメキシコで生産の車に100%関税”

東京, 03月18日 /AJMEDIA/

アメリカのトランプ前大統領は16日、中西部オハイオ州で演説し、中国メーカーがメキシコで生産した自動車に対して「100%の関税をかける」と述べました。3月初旬、50%の関税をかける考えを表明していましたが、早くも2倍に引き上げて中国への強硬姿勢を改めて示しました。

秋のアメリカ大統領選挙で共和党の候補者に指名されることが固まったトランプ前大統領は16日、オハイオ州デイトンで支持者を前に演説しました。

この中で「中国の自動車メーカーが巨大な工場をメキシコに建設し、アメリカ人を雇わず、アメリカに車を売ろうとしているようだがそうはさせない」と警告しました。

そのうえで「われわれは国境を越えてくるすべての自動車に100%の関税をかける」と述べました。

3月初旬、トランプ氏はアメリカの経済チャンネルCNBCのインタビューで中国企業がメキシコで製造する製品に50%の関税をかける考えを表明していましたが、早くも2倍に引き上げて、中国への強硬姿勢を改めて示しました。

北米の現在の通商協定ではメキシコからアメリカに輸出される車には厳しい条件を満たせば関税をゼロにすることができるため、メキシコに生産拠点を構える中国企業が増えています。

アメリカの自動車産業は価格の安い中国製品の流入は雇用を脅かすと警戒しており、トランプ氏の発言も選挙を見据えてこうした懸念をくみ取った形です。

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