ウクライナで大規模攻撃 テロ事件受け双方の応酬さらに激化か

東京, 03月25日 /AJMEDIA/

ウクライナ各地では24日にかけて大規模な攻撃があり、エネルギー関連施設などが被害を受けました。ロシアのプーチン大統領はモスクワ郊外で起きたテロ事件についてウクライナ側の協力の可能性も示唆していて、事件をきっかけに双方の応酬がさらに激しくなる可能性もあります。

ウクライナ空軍は24日、ロシア軍が合わせて57の巡航ミサイルや無人機などを使ってウクライナ各地に大規模な攻撃をしかけ、このうち43のミサイルなどを撃墜したと発表しました。

これまでのところ、けが人などの情報はありませんが、西部リビウ州ではロシア側が極超音速ミサイルだとするキンジャール2発がエネルギー関連施設に着弾し火災が発生したと、地元の州知事などが明らかにしました。

また、ウクライナと国境を接するポーランドの軍は、一連の攻撃があった24日未明、ロシア軍の巡航ミサイル1発がおよそ40秒にわたって東部の領空に入ったと発表し、ポーランド外務省はロシア側に説明を求めるとしています。

一方、ウクライナ軍も24日、ロシアが一方的に併合した南部クリミアの軍港都市セバストポリでロシア黒海艦隊の大型揚陸艦2隻への攻撃を成功させたと発表しました。

さらにロシア国営通信社は、前日の23日、クリミアにウクライナ側から10発以上のミサイルが撃ち込まれ、迎撃したミサイルの破片で1人が死亡し、4人がけがをしたと伝えました。

ロシアのプーチン大統領は22日モスクワ郊外で起きたテロ事件についてウクライナ側による協力の可能性も示唆していて、事件をきっかけに双方の応酬がさらに激しくなる可能性もあります。

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