イラン最高指導者、警察の対応支持 デモの死者130人超か

東京, 10月4日, /AJMEDIA/

イランの最高指導者ハメネイ師は3日の演説で、国内各地で続く若者らの抗議デモについて「あらかじめ計画されていた暴動だ」と断じ、鎮圧に向けて強硬姿勢を取る警察など治安当局の対応を支持する考えを示した。国営通信が報じた。最近のデモについてハメネイ師の発言が伝えられるのはこれが初めて。
 一方、オスロに拠点を置く人権団体「イラン・ヒューマン・ライツ」(IHR)は2日、デモが激化した9月16日以降の衝突による死者は133人になったと発表した。最高指導者が強硬対応を容認したことで、流血がさらに拡大する恐れもある。
 治安当局の拘束下で22歳の女性が不審死したことがデモのきっかけ。スカーフの「不適切な着用」が拘束の理由だったが、女性は治安当局に暴行を加えられた疑いが持たれている。
 ハメネイ師は、女性が命を落としたことについて「深い悲しみを覚えた」と述べた。しかし、抗議行動の拡大は「(イランを敵視する)米国やシオニスト体制(イスラエル)などが意図したものだ」と主張した。

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