「現代の奴隷」北朝鮮が最多 10人に1人以上―人権団体

東京, 5月25日, /AJMEDIA/

【ロンドンAFP時事】オーストラリアに拠点を置く人権団体「ウォークフリー」は24日、強制労働や強制結婚などの「現代の奴隷」状態に置かれている人が、北朝鮮で最も多いと発表した。24日に公表した世界の奴隷に関する2023年版の報告書の中で指摘した。
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 報告書によると、21年に「現代の奴隷」状態にある人は約5000万人に上り、前回統計を取った16年から約1000万人増加した。5000万人のうち、約2800万人が強制労働に従事し、約2200万人が強制的な結婚生活を送っているという。
 最も規模の大きい北朝鮮では1000人中約105人が「現代の奴隷」状態。次いでエリトリア(1000人中約90人)とモーリタニア(同約32人)が多かった。公表した団体は「武力紛争の増加と複雑化、広がる自然環境の悪化」に加え、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大なども影響したと強調した。

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