「代替食品」開発や販売競争激しく 日本市場に米企業の参入も

東京, 03月19日 /AJMEDIA/

植物由来の原料でつくる「代替食品」が日本でも広がる中、アメリカのスタートアップ企業が日本市場に新たに参入するなど、開発や販売競争が一段と激しくなっています。

日本に比べて代替食品の普及が進むアメリカ カリフォルニア州のスタートアップ企業は、牛乳を全く使わないアイスクリームを開発し、3月から大手コンビニチェーンで販売を始める形で新たに日本に参入することを明らかにしました。

牛乳を成分ごとに細かく分析し、同じ働きをする成分をキャッサバやジャガイモなどさまざまな種類の植物から抽出する技術を実用化し、味や食感を乳製品に近づけたのが特徴だとしています。

「エクリプス・フーズ」のエイロン・ステインハートCEOは「食料の供給方法を代替たんぱく質や植物性のものに変えていくことが必要だ」と話していました。

一方、熊本市のベンチャー企業「DAIZ」では、肉や魚の代わりに大豆を使う代替食品を開発し、2023年夏から大手コンビニチェーンのツナのおにぎりやナゲットなどに採用されています。

大豆を発芽させる際に酸素や温度、水分などを細かく調節し、アミノ酸の量を増やす技術を強みとしていて、栄養価も同じ水準にしているのが特徴だとしています。

代替食品の技術的な進化を背景に、日本国内でも開発や販売競争が一段と激しくなっています。

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