「リージョナルプラスウイングス」に エア・ドゥ、ソラシドの共同持ち株会社

東京, 5月31日, /AJMEDIA/

 北海道が地盤の航空会社AIRDO(エア・ドゥ、札幌市)と九州を拠点とするソラシドエア(宮崎市)は30日、共同持ち株会社の設立で契約を結び、社名を「リージョナルプラスウイングス」(東京都大田区)に決めたと発表した。設立は10月3日の予定。業務の共通化や経費削減を進め、収益拡大を図る。
 新会社の資本金は1億円。社長に高橋宏輔ソラシド社長、会長には草野晋エア・ドゥ社長が就く。両社は共同持ち株会社の傘下に入り、それぞれのブランドは維持する。
 同時に発表した中期経営計画では、コロナ禍から再生するため、資材の共同調達などコスト削減を徹底する方針を打ち出した。新たな協業施策の推進で、2026年度に売上高に当たる営業収入で約1000億円(21年度決算の単純合算ベースで約530億円)、経常損益で約90億円の黒字(同約100億円の赤字)を目指す。
 ソラシドの高橋社長は30日に宮崎市で記者会見し、「協業により経営基盤を強化し、地域の発展に貢献していきたい」と述べた。一方、エア・ドゥの草野社長は札幌市で会見し、「(両社の)独自性を維持し、多様性を感じられるサービスを提供したい」と語った。

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