Instagram、NFTの試験導入を今週中に開始

東京, 5月10日, /AJMEDIA/

 Meta傘下のInstagramが今週、NFTの試験導入を開始する。同社は米国時間5月9日、米国を拠点とする少数のアーティストやコレクターを対象に、同社の写真共有ソーシャルメディアプラットフォーム上でNFTを共有できるようにすることを、ツイートで明らかにした。

 Instagramの責任者を務めるAdam Mosseri氏によると、同社のNFT提供は、当初は小規模なものになるという。

 「私は今、NFTとは要するに信頼を配布することであり、権限を配布することだということを、事前に認識したいと思っている。しかし、Instagramは基本的に中央集中型のプラットフォームであるため、そこに緊張関係が存在する。したがって、小さな規模で開始したい理由の1つは、コミュニティーから学べるようにするためである」と、同氏はTwitterに投稿した動画の中で述べた。

 NFT(非代替性トークン)とは、ブロックチェーン技術を使用して認証されたデジタル資産のこと。Metaはしばらく前から、この技術の開発に取り組んでいる。同社CEOのMark Zuckerberg氏は3月、SXSWでの講演で、InstagramにNFTを導入する可能性について語っていた。

 NFTは、アートのコレクションの一部の場合もあれば、単体のアート作品の場合もある。「Bored Ape Yacht Club」や「CryptoPunks」のような人気の高いコレクションの場合、1つのNFTの価格は数十万ドルにもなり、レアなNFTの場合は数百万ドルにものぼる場合がある。

 NBAやMLBなどのスポーツリーグも、ハイライトシーンやプレーヤーカードのNFTを販売している。NFTの野球カードは、2021年には1パック5ドルで販売されていたが、2022年に入ってからその価格は25ドルにまで上昇した。

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