EU新財源、年2兆円超 排出量取引や国境炭素税―欧州委案

東京, 12月23日, /AJMEDIA/

欧州連合(EU)欧州委員会は22日、EU予算の新たな財源案を発表した。排出量取引制度(ETS)の拡大や、「炭素国境調整措置(国境炭素税)」の導入、多国籍企業への課税強化により、2026~30年に年間158億~173億ユーロ(約2兆400億~2兆2400億円)の確保を目指す。
 新財源は、新型コロナウイルス危機に対応した経済再建策のため欧州委が市場で調達する7500億ユーロの償還や、脱炭素化支援の基金に充てる。
 施行には加盟国や欧州議会の承認が必要。ハーン欧州委員(予算担当)は記者会見で、財源案は「グリーンとデジタル化というEUの政策目標に合致する」と強調した。

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