東京, 4月17日, /AJMEDIA/
欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表(外相)は16日、「台湾海峡の平和と安定は(欧州にとって)利害関係があることは明確だ」と述べ、台湾情勢の重要性を強調した。長野県軽井沢町での先進7カ国(G7)外相会合開催に合わせて、オンラインで記者団に語った。
「(台湾問題で)米国に追従すべきでない」などと主張したフランスのマクロン大統領の発言が波紋を広げており、ボレル氏は欧州諸国が台湾問題を軽視していない姿勢を示す狙いがあったとみられる。
また、ロシア軍のウクライナ侵攻に関し、ボレル氏は「中国はウクライナと直接対話をすべきだ」と指摘。その上で、ロシアへの軍事支援を控えるべきだと訴えた。欧州が中国とどのような関係を築くかは「中国の行動によって決まる」とけん制した。