粘り強さで快進撃 国立の鹿屋体大、初出場で8強―全日本大学野球

東京, 6月9日, /AJMEDIA/

東京都内で開催中の全日本大学野球選手権で、国立大の鹿屋体大(九州南部)が8強入りし、初出場で快進撃を見せた。8日の準々決勝で敗れたが、持ち前の粘り強さで最後まで食らい付いた。
 1回戦で高知工大(四国)に5―3で勝ち、2回戦では全国大会常連の近大(関西学生)を5―1で破った。4強入りが懸かった白鴎大(関甲新)戦は、1―4の九回2死走者なしから原主将の一発などで2点を返す意地を見せたが、1点差で惜敗した。
 鹿児島県鹿屋市にある鹿屋体大は最先端の研究設備を生かし、野球部員の投打の技術向上を図ってきた。大学内のスポーツパフォーマンス研究センターには、20台以上のカメラで投球や打撃の動作を撮影してデータ化できる設備などが充実。白鴎大戦に先発した2年の小川はデータを基に練習メニューを考案し、フォーム修正に役立ててきた。入学前から課題だった軸足の使い方には、「発展途上だが良くなってきた」と成果を実感している。
 今大会では4強進出を惜しくも果たせなかったが、藤井監督は「自分たちがやってきたことは間違いない、と自信が持てた」と誇らしげ。小川は「全国で戦えるチームの指標を先輩方に示してもらった。それを超えていくのが自分たちのこれからの仕事」と今後を見据えた。

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