米FRB、利上げ見送り 景気見極めで11会合ぶり―年内あと2回追加想定

東京, 6月15日, /AJMEDIA/

【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)は14日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、利上げを見送ることを決めた。政策の現状維持は11会合ぶり。インフレ抑制に向けたこれまでの急激な金融引き締めや、米銀の相次ぐ経営破綻で広がった信用不安が景気に及ぼす影響を見極める。一方、年内にあと2回の追加利上げを示唆した。
追加利上げ巡り見解相違 政策判断、難しさ示す―米FOMC議事要旨

 パウエルFRB議長は記者会見で、「会合参加者のほぼ全員が年内にいくらかの追加利上げが適切と予想している」と明言。次回7月会合以降、利上げを再開する可能性をにじませた。
 政策金利は年5~5.25%を維持する。決定は全会一致。同時に公表したFOMC参加者の政策金利見通し(中央値)は、今年末が5.5~5.75%と、年内に通常の0.25%幅であと2回利上げするシナリオとなった。2024年中に利下げに転じる想定も示された。

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