米長官訪中へ、18日高官協議 5年ぶり、バイデン政権で初―対話強化へ習氏との会談焦点

東京, 6月15日, /AJMEDIA/

【ワシントン、北京時事】米政府は14日、ブリンケン国務長官が16~21日の日程で中国と英国を訪問し、18、19両日に北京で中国高官と会談すると発表した。2021年1月のバイデン政権発足後、国務長官の訪中は初めて。米中間の緊張緩和に向け、意思疎通を維持して対話を深め、関係の安定化を図る。
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 国務長官の訪中は、トランプ前政権のポンペオ長官が18年10月に北京入りして以来、約5年ぶりとなる。ブリンケン氏は中国外交トップの王毅・共産党政治局員、秦剛国務委員兼外相と会談する見通し。ポンペオ氏訪中の際は実現しなかった習近平国家主席との会談が行われるかどうかも焦点だ。
 ブリンケン氏は訪中発表に先立ち、秦氏と電話会談。秦氏は「中米関係は新たな困難に直面しているが、責任(の所在)は明らかだ」と述べ、対話を目指しながらも強硬姿勢を崩さない米側の態度に不快感を表明した。
 秦氏はさらに、中国が国内問題と見なす台湾問題に関し「中国の立場を尊重し、内政干渉をやめるべきだ」とけん制。一方で、米国が「中米関係を健全で安定した軌道に戻すこと」への期待感も示した。

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