米長官、気球問題の再発防止要求 中国外交トップと会談―台湾海峡の平和維持強調

東京, 2月19日, /AJMEDIA/

ブリンケン米国務長官は18日、中国外交トップの王毅・共産党政治局員とミュンヘンで会談し、偵察気球問題の再発防止を求めた。また、台湾海峡の平和維持の重要性を強調した。米国務省が明らかにした。中国の偵察気球を米軍が撃墜した問題を巡って米中関係が緊張する中、意思疎通の確保を協議した。
林外相「中国気球」けん制 王毅氏と会談、懸念も表明

 両氏の会談は気球撃墜後初めて。バイデン米大統領は習近平国家主席と協議する意向を示しており、米中の緊張緩和の機運醸成につながる可能性がある。
 国務省によると、ブリンケン氏は会談で偵察気球問題を主権の侵害だと非難し「この無責任な行動を二度と起こしてはならない」と要求した。また、ウクライナに侵攻するロシアについて、中国による物資の支援や制裁回避があれば「結果を伴う」と警告した。
 北朝鮮の18日の弾道ミサイル発射に関しては「責任ある大国が国際的な課題に対応する必要がある」と訴えた。台湾海峡の平和と安定の維持の必要性についても強調した。
 中国国営新華社通信によると、王氏はブリンケン氏に気球問題に関する「中国の厳正な立場」を表明。米国が「過剰な武力行使が中米関係にもたらした損害」を認め、関係を修復するよう促した。

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