米竜巻、死者100人超か 8州で50個発生、異例の12月

東京, 12月13日, /AJMEDIA/

米南部・中西部を10日から11日にかけて襲った複数の竜巻で、最も大きい被害を受けたケンタッキー州のビシア知事は12日、CNNテレビに対し、報告された死者数は80人を超え、今後100人以上になるとの認識を示した。冬の寒さの中、大規模な停電が続いており、行方不明者の捜索活動は厳しさを増している。
 ビシア知事は「今回の竜巻は、これまでに起きた中で最も多くの死者を伴ったものとなるだろう」と語った。CNNテレビによれば、8州で50個以上の竜巻が発生したとみられ、知事によると、うち一つは約365キロメートルと米史上最も長距離にわたって移動した。
 米南部から中西部にかけては、南のメキシコ湾から暖かく湿った空気が、北のカナダ側から冷たく乾いた空気が流れ込み、竜巻が発生しやすい「竜巻街道」として知られる。ただ、竜巻は春に多く発生し、12月にこれほど大きな被害が発生するのは珍しいという。

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