移民の即時送還、一時延長 政権の廃止方針に「待った」―米最高裁

東京, 12月28日, /AJMEDIA/

米連邦最高裁は27日、新型コロナウイルスの感染拡大防止を理由に移民希望者を即時送還する措置「タイトル42」について、一時的に延長させる暫定命令を下した。同措置の廃止を目指すバイデン政権の方針に司法が「待った」をかけた形で、政権は代替策の提示を迫られている。
 トランプ前政権時代に導入された同措置は、バイデン政権が打ち切りを決め、21日に失効する予定だった。しかし、移民受け入れ拡大への期待が膨らんだ結果、2021年10月~22年9月に移民希望者200万人超が殺到し、国境管理の現場がパンク。メキシコとの国境周辺には現在も寒空の下、中南米からの移民希望者が路上で寝泊まりする状況が続いている。
 訴訟は共和党系の19州が、タイトル42の失効停止を求めて起こしたもの。来年2月に再び審理され、州の訴えの妥当性が判断される。

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