海洋放出計画、規制委に申請 福島第1原発の処理水―東電

東京, 12月21日, /AJMEDIA/

 東京電力福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含む処理水について、東電は21日、海洋放出に必要な措置などの計画を盛り込んだ申請書を原子力規制委員会に提出した。今後、規制委が計画を審査し、認可されれば本格的な着工が可能になる。
 福島第1原発では、処理水の取り扱いも含め廃炉作業に必要な設備の設計や運用の方針などは「実施計画」に記載され、規制委の認可を受ける必要がある。
 東電は8月、処理水を海水で100倍以上に希釈し、トリチウム濃度を国の基準の40分の1未満まで薄めた上で、新たに設置する海底トンネルを通して、原発から約1キロ沖合に流す計画を公表。トンネルの出口は、漁業が行われていない海域に含まれるという。
 審査期間について規制委の更田豊志委員長は今月15日、「技術的に大きな困難があるとは考えておらず、それほど長期間は要しない」との見方を示した。

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