東京, 6月25日, /AJMEDIA/
ウクライナ侵攻に絡み、ロシア本国で武装反乱を起こした民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏は24日夜(日本時間25日未明)、流血の事態回避に向けて緊張緩和策を講じることでプーチン大統領と合意した。ベラルーシのルカシェンコ大統領が仲裁に入り、プリゴジン、プーチン両氏と電話会談した。
これを受け、ワグネル戦闘員は占拠するロシア軍南部軍管区司令部(南部ロストフナドヌー)などから撤退を開始。プーチン政権はプリゴジン氏がベラルーシに亡命することを容認した。
侵攻でロシアの先兵となったワグネルと正規軍の交戦に発展した反乱は、勃発から丸1日で収束の道筋が付いた。ただ、ワグネルの横暴を許したことで、ロシア軍の弱体化が浮き彫りとなり、ウクライナの戦況に微妙な影響を及ぼしそうだ。