欧米石油、4社が増益・黒字化 「もうけ過ぎ」批判も―7~9月期

東京, 11月2日, /AJMEDIA/

欧米石油大手5社の2022年7~9月期決算が1日、出そろった。ロシアのウクライナ侵攻に伴う燃料価格の高騰を背景に、4社が大幅増益や黒字化を達成した。急激な物価高が家計を直撃する中、「もうけ過ぎ」との批判や課税強化を求める声も強まっている。
 米エクソンモービルの純利益は前年同期比2.9倍の197億ドル(約2兆9000億円)と過去最高を更新。7~9月期としての最高益を計上した米IT大手アップル(207億ドル)に迫った。ロシアからの供給が滞った天然ガスの欧州向け取引が収益増に寄与した。
 米シェブロンも純利益が過去2番目の高水準だったほか、仏トタルエナジーズはロシア事業で巨額の損失を計上したにもかかわらず、4割超の増益を確保。英シェルは前年同期の赤字から黒字に転換した。英BPは22億ドルの赤字だったが、特殊要因を除いた実質的な純利益は2.5倍の82億ドルに膨らんだ。

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