次に太陽嵐が来るのはいつ?

東京, 9月26日, /AJMEDIA/

今から162年前のこと。

1859年9月1日の朝、当時アマチュア天文家だったリチャード・キャリントンは、望遠鏡を覗きながら空に「強烈に明るくて白い光」をふたつ発見しました。

キャリントンの観測後、世界中で電信の不具合が多発しました。その夜アメリカで空を見上げた人々は、北の空が妙に明るく照らし出されているのを確認したとニューヨークタイムズの記者が報告しています。

これこそが後に「キャリントン・イベント」と名付けられることになった観測史上最初で最大の太陽嵐でした。太陽嵐とは、太陽で発生した大規模な太陽フレアが膨大な量の太陽風を放出し、十数時間後には地磁気嵐となって地球や地球近傍の人工衛星などに被害をもたらす現象です。NASA曰く、「過去200年間でもっとも大きく、もっとも有名な宇宙天気事象」だったとか。

幸いにも、19世紀においては人々の生活への影響は限られていました。しかし、もし電力に頼りっぱなしの現代においてまた同規模の太陽嵐が勃発したら、その影響は計り知れません。

次のキャリントン・イベントはいつ来そうなんでしょうか? 専門家の意見をまとめてみました。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts