改憲へ国民投票実施 ワグネル警護の大統領、続投狙う―中央アフリカ

東京, 7月31日, /AJMEDIA/

【バンギAFP時事】中央アフリカで30日、大統領の3選禁止規定を撤廃する改憲案の是非を問う国民投票が行われた。野党は、現在2期目のトゥアデラ大統領が続投し「終身大統領」となるための改憲と非難している。承認されれば、大統領任期も現在の5年から7年になる。
中央アフリカで国民投票へ 大統領続投狙い改憲

 トゥアデラ氏の警護を2018年から担うロシアの民間軍事会社ワグネルが最近、ますます存在感を増してきた。外交筋は「ロシアが推し進めてきた国民投票であり、ロシアが支えている」と非難。「憲法裁や選管のトップがロシアに招かれて指示を受けている」と訴えた。
 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)も、首都バンギのロシア大使館員が昨年、最高裁長官宅を訪ねては、トゥアデラ氏を続投させるため憲法をどう変えればいいか相談した上での国民投票だと批判した。ロシアによる中央アフリカの内政干渉にすぎないと見なしている。
 野党はボイコットを呼び掛けており、圧倒的賛成多数の結果が見込まれる。ただ、暫定結果は投票後8日間は公表されない。選管によると、最終結果は憲法裁が8月27日に発表する。

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