富山県内企業、特色PR 大学生の就活本格スタート

東京, 03月02日 /AJMEDIA/

富山県内でも2025年卒業予定の大学生らを対象にした会社説明会が1日解禁された。県中小企業団体中央会が富山市湊入船町のとやま自遊館で行った合同企業説明会では、県内企業60社が自社の事業や特色をアピールした。

 大学生や短大生ら約120人が来場。製造やIT、サービスなど幅広い業種のブースが並ぶ中、具体的な仕事内容や待遇面などの説明に聞き入った。

 富山大原簿記公務員医療専門学校1年の酒井渉平さん(19)は「やりがいがあり、成長できる職場で働きたい」、金沢市の専門学校に通う北川友稀さん(19)は「フレンドリーで楽しい雰囲気の会社に入りたい」と希望を話した。

 各社は学生の志向に合わせ、PRの方法を工夫。丸新志鷹建設(立山町)は、未来志向の学生が多いことから、施工実績の紹介を減らし、将来の事業に関する説明を増やした。学部を問わず採用を行う金属加工のコンチネンタル(富山市)は、人材育成制度の充実をアピールした。

 近年は選考の早期化が進んでおり、ある小売業の担当者は「既に数人に内々定を出した」と言う。富山大経済学部3年の女子学生(20)は、インターンシップ(就業体験)による選考が最終段階まで進んでいるといい「早く内定を確保したい」と話した。

 7日はとやま自遊館で、北日本新聞就職情報センター(kinet)の合同企業説明会が行われる。

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