北欧2国「早期加盟」へ自信 周辺に増派検討―NATO事務総長

東京, 5月16日, /AJMEDIA/

北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は15日、北欧のフィンランドとスウェーデンのNATO加盟にトルコが難色を示していることについて、「加盟手続きが遅れないようにトルコの懸念に対処できると確信している」と述べ、申請後の早期承認に自信を見せた。2国の加盟に対抗措置を警告するロシアをけん制するため、周辺地域への増派検討も明言した。
 ベルリンでのNATO外相会合後、オンライン記者会見で発言した。北欧2国の加盟は「欧州にとって歴史的瞬間になる」と歓迎。加盟決定には全30加盟国の同意が必要だが、「トルコは、加盟を阻む意図はないと明確にした」と明らかにした。
 トルコは北欧2国による反政府武装組織クルド労働者党(PKK)への支援などを懸念材料に挙げている。これに関しブリンケン米国務長官も会合後の会見で、「合意に達すると確信している」と強調した。

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