北朝鮮、弾道ミサイル発射 韓国・鬱陵島に空襲警報―南北境界南側に着弾

東京, 11月2日, /AJMEDIA/

韓国軍によると、北朝鮮は2日午前8時51分ごろ(日本時間同)、東部江原道元山から日本海に短距離弾道ミサイル3発を発射した。いずれも公海上に落下したとみられ、うち1発は南北境界線に当たる北方限界線(NLL)の南側に、1発は鬱陵島北西の海上に落ちた。午前8時55分ごろ、鬱陵島地域に空襲警報が発令され、一時住民に避難命令が出た。韓国軍関係者によれば、北朝鮮はこの日、10発以上の多様な種類のミサイルを東西に向け発射した。
 韓国軍合同参謀本部は、南北分断後に北朝鮮のミサイルがNLL南側の韓国領海近くに落ちたのは初めてとして「決して容認できない」と糾弾した。
 韓国軍によると、3発はそれぞれNLLの南26キロ、鬱陵島の西北167キロ、韓国東部・束草の東57キロに落ちた。北朝鮮が鬱陵島方向に弾道ミサイルを発射したのは初めてとされる。
 韓国の尹錫悦大統領は発射を受け、緊急の国家安全保障会議(NSC)を招集。北朝鮮がはっきりと代価を払うよう厳重な対応を取るよう指示した。聯合ニュースによれば、韓国軍は警戒態勢を引き上げた。
 米韓両軍は4日までの予定で、軍用機約240機を投入した大規模空中訓練「ビジラント・ストーム」を実施しており、北朝鮮はこれに反発を示したとみられる。

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