共和、下院多数派へ勢い 米中間選挙、上院は接戦

東京, 11月9日, /AJMEDIA/

バイデン米政権の任期前半の評価を問う中間選挙は8日、全米で投票が行われ、東部から順次開票が始まった。歴史的なインフレへの対応や人工妊娠中絶の是非などが主要争点。米メディアは、下院で多数派奪還を目指す共和党が優勢、上院は接戦との観測を伝えている。
 CNNテレビによると、午後10時(日本時間9日正午)現在、全435議席が改選される下院では共和党が134議席、民主党は77議席をそれぞれ押さえている。定数100のうち35議席が改選対象の上院では、非改選を含め共和、民主両党とも40議席で拮抗(きっこう)している。
 上下両院のいずれかでも共和党が多数派となれば、バイデン政権の残り2年の政権運営は困難になる。選挙結果は、2024年の大統領選への立候補を目指すトランプ前大統領の影響力も占う。
 下院は8日深夜(同9日昼)にも大勢が判明する見通し。上院ではペンシルベニアやジョージアなど勝敗を左右する一部の接戦州で、結果の確定に数日以上かかる可能性がある。

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