党員人気はトラス外相 英後継首相、決選予断許さず

東京, 7月22日, /AJMEDIA/

ジョンソン英首相の後継を選ぶ与党保守党の党首選は、スナク前財務相とトラス外相を候補に8月から9月にかけ、全国の党員による決選投票が行われることになった。候補を絞るため20日まで5回にわたって実施された議員投票で、スナク氏は終始首位だった。しかし、党員の最新の意識調査ではトラス氏の人気がスナク氏を上回っており、勝敗は予断を許さない。
 調査会社ユーガブが18、19両日、党員725人を対象に行った調査によると、スナク、トラス両氏を比べた場合、54%が「トラス首相」を望み、35%のスナク氏を大きく引き離した。
 この調査によれば、スナク氏は、議員投票で善戦したモーダント通商政策担当閣外相、バデノック前平等担当閣外相のいずれを決選の相手と仮定しても劣勢で、党員からの支持に不安を抱えていることが示された。
 スナク氏は20日、記者団に「次期総選挙でスターマー氏(最大野党労働党党首)を打ち負かすのに最適なのは私だ」と述べ、党員に自身への支持を訴えた。トラス氏は声明で「私が首相になれば党を団結させ、保守党の価値観に沿った政権運営を行う」と宣言した。
 投票は16万人以上とされる全国の党員によって、8月上旬から郵便やオンラインで行われる。9月2日に投票が締め切られ、5日に当選者が発表される。

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