中国主席、仏大統領と連日会談 広州に同行、異例の厚遇

東京, 4月8日, /AJMEDIA/

【北京時事】中国を公式訪問したフランスのマクロン大統領は7日、南部の広東省広州市を訪れ、2日連続で習近平国家主席との会談と夕食会に臨んだ。習氏が北京から行動を共にする形で外国首脳を連日もてなすのは異例。米国との対立が長期化する中、中国は欧州諸国との関係強化の要としてマクロン氏を重視している。
和平交渉再開求める ウクライナ情勢協議―中仏首脳

 中国外務省によると、習氏はマクロン氏と7日午後に非公式会談を実施。広州市内の庭園を散策しながら言葉を交わしたほか、マクロン氏を茶会に招き親密さをアピールした。
 習氏は夕食会でウクライナ情勢について「早期の停戦は関係国と世界全体の利益にかなう」と指摘。フランスと共に和平へ向けた「建設的役割」を果たしたいと伝えた。マクロン氏は「中国の国際的影響力を重視しており、危機の政治的解決を促進するため共に努力したい」と応じた。
 マクロン氏は、現地の大学を訪れ学生と交流し、中国の投資家とも面会。産業集積地の広東省はフランス経済界にとって重要な地域で、両首脳は投資や貿易面での協力についても話し合ったもようだ。

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