中ロ外相が電話会談 サウジ会合後、ウクライナ巡り

東京, 8月8日, /AJMEDIA/

ロシア外務省によると、ラブロフ外相は7日、中国外交トップで外相に復帰した王毅共産党政治局員と電話会談した。西側諸国の包囲網に対抗するための2国間協力のほか、ロシアが侵攻を続けるウクライナ問題が議題となったという。サウジアラビアで5、6両日に「ロシア抜き」で開かれたウクライナを巡る和平会合に中国は参加しており、事後的に立場の擦り合わせを図ったとみられる。
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 ラブロフ氏は、王氏の再度の外相就任に「祝意」を示した。ロシア側はプーチン大統領が10月に訪中する計画だと明らかにしており、電話会談には、中ロ外交の路線は不変だと確認する意味もあるもようだ。
 中国外務省の発表によると、王氏は「中ロは引き続き緊密な戦略的連携を維持する」と強調。今月下旬に南アフリカで首脳会議が開かれる新興5カ国(BRICS)について「加盟国拡大の流れは不可避」であると語り、実現へ向けたロシアの後押しを求めた。ウクライナ問題を巡っては、ラブロフ氏が「中国の建設的な役割を評価し、歓迎している」と述べた。

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