下院で共和優勢、民主猛追 事前予想覆す接戦、開票に時間―上院は一部州で決選投票へ・米中間選挙

東京, 11月10日, /AJMEDIA/

米中間選挙(8日投開票)は、9日も開票作業が続いた。郵便投票の増加などによって結果判明に時間がかかっている。米メディアによると、野党・共和党が連邦議会の下院で優勢。上院では与党・民主、共和両党が一部の州で大接戦となり、大勢判明が大幅にずれ込む可能性がある。また、36州で知事選が行われた。
 選挙戦は歴史的なインフレへの対応や人工妊娠中絶の是非、民主主義に対する脅威などが主要争点となった。事前調査で民主党の劣勢が伝えられていたが、上下両院でもつれている。民間の調査によると、投票率は9日時点で48.1%。
 バイデン大統領は9日、ホワイトハウスで記者会見し、「メディアや専門家は(共和党の地滑り的勝利を意味する)『赤い波』を予測したが、それは起きなかった」と指摘。民主党の善戦を強調した。
 CNNテレビによると、9日午後7時半(日本時間10日午前9時半)現在、全435議席が改選される下院では共和党が207議席、民主党は187議席をそれぞれ押さえている。
 上院(定数100)は35議席が改選対象となり、非改選を含め民主が48議席、共和が49議席を確保。両党の勢力が伯仲する「スイング・ステート(揺れる州)」のジョージア州ではいずれの候補も過半数に達せず、決着は12月の決選投票に持ち越された。

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