レカネマブ、厚労省が優先審査対象に エーザイのアルツハイマー薬

東京, 1月30日, /AJMEDIA/

 エーザイは30日、米医薬品大手バイオジェンと共同開発したアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」について、厚生労働省から優先審査品目の指定を受けたと発表した。これにより、審査期間の短縮が期待される。エーザイは今月16日に日本での販売承認申請を行っており、年内の承認取得を目指している。 
 優先審査は、希少で先進的な医薬品について、優先的に審査を行う制度。審査を担当する医薬品医療機器総合機構(PMDA)によると、一般的な審査期間は約12カ月だが、優先審査品目の場合は約9カ月に短縮される。
 レカネマブは、早期のアルツハイマー型認知症患者を対象にした新薬。脳内に蓄積し病気の原因になるとみられるタンパク質「アミロイドβ(ベータ)」を除去し、症状の進行を抑制する効果が期待されている。

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