ニジェールに制裁 大統領解放求め「力の行使」も―西アフリカ諸国

東京, 7月31日, /AJMEDIA/

【アブジャ、ニアメーAFP時事】西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)は30日、ナイジェリアの首都アブジャで首脳会議を開き、クーデターを起こしたニジェール軍部隊への経済制裁を決定した。また、バズム大統領の即時解放と職務復帰を要求し、実現のためには「力の行使」も排除しないと警告した。
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 会議後に発表された声明は「ニジェールの憲法秩序が1週間以内に回復されなければ、必要なすべての手段を取る」と指摘。加盟国の軍トップを即時招集すると述べた。
 ECOWASにはニジェールも含め西アフリカ15カ国が加盟。昨年の首脳会議で、イスラム過激派の進撃やクーデターを阻止するため、加盟国に介入できる独自の治安部隊創設で合意していた。
 一方、クーデターを起こしたニジェール軍部隊のアブドラマン大佐は29日、国営テレビを通じ、ECOWASが首都ニアメーへの軍事侵攻を計画していると国民に警戒を呼び掛けた。
 同大佐は「(ECOWASが)ニジェール侵略計画を承認するつもりだ。ニアメーへの軍事介入が差し迫っている」と主張。「加盟国以外のアフリカ諸国と一部の西アフリカ諸国が手を組んでいる」と訴えた。

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