スウェーデンのNATO加盟巡り4者協議 結論先送り―トルコ

東京, 6月15日, /AJMEDIA/

【イスタンブール時事】スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟を巡り、難色を示すトルコを含む4者の協議が14日、アンカラで行われた。トルコのメディアによると、エルドアン大統領は13日、スウェーデン国内でトルコに反発する「テロ組織によるデモ」が続く限り加盟を認めることはないと訴えており、結論は先送りされた。
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 トルコ大統領府は協議後の声明で、4者は「具体的な措置に関し作業を継続することで合意した」と発表した。
 7月中旬のNATO首脳会議までの決着を目指す協議にはスウェーデンとトルコのほか、NATOとフィンランドの代表者が出席した。当初スウェーデンとの同時加盟を目指したフィンランドについてはトルコが反対を取り下げ、4月に加盟が実現している。
 スウェーデンはテロ取り締まりに対するトルコの懸念を踏まえ、今月1日に新たな反テロ法を施行するなど対策を強化。NATOのストルテンベルグ事務総長は4日、エルドアン氏とイスタンブールで会談し、スウェーデンの対応を踏まえて加盟を容認するよう働き掛けたが、エルドアン氏は慎重姿勢を崩さなかった。

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