オミクロン株、低い重症化リスク 初期研究、相次ぎ報告―南ア・英

東京, 12月23日, /AJMEDIA/

新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」をめぐり、重症化のリスクが従来の変異株に比べて低いとする海外の研究結果が22日、相次いで明らかになった。オミクロン株の感染が世界的に拡大し、日本でも市中感染が確認される中、オミクロン株の特徴を理解する上で注目を集めそうだ。
 南アフリカの研究によると、同国で10月1日から11月30日までにオミクロン株に感染した人は、別の株に感染した人に比べて入院のリスクが最大で約80%低かった。南アの国立伝染病研究所(NICD)が22日、研究者の査読前の論文を公表した。
 ロイター通信によると、NICDのシェリル・コーエン教授は記者会見で「オミクロン株は他の変異株と比べて重症化しにくいという前向きなストーリーを示唆している」と述べた。
 一方、英国のインペリアル・カレッジ・ロンドンも22日に研究結果を発表。オミクロン株はデルタ株に比べて、入院のリスクは15~20%、1泊以上の入院の可能性は40~45%低いと推計されるという。

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