イラン当局のデモ弾圧、調査へ 「不必要な力行使」―国連人権理

東京, 11月25日, /AJMEDIA/

国連人権理事会は24日、イランで警察に拘束された女性が死亡し各地で抗議デモが続いている事態を受け、イラン当局による弾圧を非難し、同国の対応について調査を開始する決議を賛成多数で採択した。
 決議には47カ国のメンバー国のうち、25カ国が賛成、16カ国が棄権、中国など6カ国が反対した。ブリンケン米国務長官は決議について、理事会が「イラン国内の状況の深刻さを理解している」ことを示したと評価。調査は「市民への暴力的抑圧に関与した人間を特定し、彼らの行動を記録する」など、事実確認のために実施されると述べた。
 イランでは9月、服装規定に違反したとしてマフサ・アミニさん(22)が警察に拘束された後に死亡し、抗議デモが拡大した。トゥルク国連人権高等弁務官は24日の理事会で、「不必要な力の行使は終わりにしなければならない」とイランを批判した。

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