アントノフ輸送機墜落、8人死亡 バングラ向け武器積載―ギリシャ

東京, 7月18日, /AJMEDIA/

セルビアのステファノビッチ国防相は17日、ウクライナの航空会社が運航するアントノフ12型輸送機が16日夜にギリシャ北部で墜落し、搭乗していた8人全員が死亡したと発表した。バングラデシュに向け、地雷など約11トンの武器を積載していたという。
 ステファノビッチ氏によると、輸送機はセルビア民間企業の武器を積み、16日夜に同国南部ニシュの空港を離陸。報道によれば、墜落現場に近いカバラ空港への緊急着陸の許可を要請していた。運航会社幹部はドイツのメディアに、乗務員は全員ウクライナ人だと語った。
 目撃者が撮影した動画には、輸送機が墜落し炎に包まれる様子が映っていた。積み荷に有害物質が含まれている可能性もあるとして、ギリシャの救助当局は無人機で機体の残骸を確認した。
 17日には、有害な煙を吸い呼吸困難に陥った消防士2人が病院に搬送された。消防当局者は記者団に「特殊装備の隊員が墜落現場に接近し、機体や散乱した部品を調べた」と説明。安全が確認されてから、本格的な捜索を始めると述べた。

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