「Xiaomi 14 Ultra」発表–1インチカメラセンサー、ライカレンズ搭載の最上位モデル

東京, 02月27日 /AJMEDIA/

小米科技(シャオミ)はスペインで現地時間2月25日、新型の主力スマートフォン「Xiaomi 14」シリーズのグローバル版を発表した。最上位モデルの「Xiaomi 14 Ultra」は、ひときわ目立つその円形のカメラバンプが示すように、写真撮影を得意とする。1インチのカメラセンサーと可変絞りレンズ、2基の望遠カメラを搭載し、写真愛好家がスマートフォンに求めるほぼあらゆる機能が詰め込まれている。レンズも、象徴的なカメラブランドであるLeicaと共同設計した。
「Xiaomi 14」シリーズは、バルセロナで開催されるモバイル見本市「Mobile World Congress(MWC)」に合わせて発表された。調査会社IDCのレポートによると、2023年におけるシャオミの世界スマートフォン市場シェアは3位で、これを上回るのはAppleとサムスンだけだ。新型のXiaomi 14 Ultraは米国では発売されないが、欧州では標準モデルの「Xiaomi 14」と併せて3月に発売される予定だ。どちらのモデルも中国ではすでに発売されている。
Xiaomi 14には、ともに12GBのRAMを搭載した2つのモデルがある。ストレージが256GBのモデルと512GBのモデルだ。価格はそれぞれ849ポンド(約16万円)と899ポンド(約17万円)。カラーはブラック、ホワイト、ジェイドグリーンが用意されている。

 Xiaomi 14 Ultraはストレージが512GB、RAMが16GBの単一構成で、ブラックとホワイトの2色があり、価格は1299ポンド(約25万円)だ。アルミニウムの代わりにチタンを採用した特別仕様のXiaomi 14 Ultraもあるが、これが中国国外で発売されるかどうかは明らかにされていない。Appleは「iPhone 15 Pro」と「iPhone 15 Pro Max」で、サムスンは「Galaxy S24 Ultra」でチタンを採用しており、シャオミのXiaomi 14 Ultraはこのトレンドに続くものだ。

 OnePlusの「OnePlus 12」やASUSの「ROG Phone 8 Pro」、「Galaxy S24」シリーズと同じく、Xiaomi 14シリーズもQualcomm Technologiesの「Snapdragon 8 Gen 3」プロセッサーを搭載している。どちらのモデルも防塵防水等級IP68を取得しており、水深最大1mで30分まで耐えられる。また、90Wの有線充電とワイヤレス充電(Xiaomi 14は50W、Xiaomi 14 Ultraは80W)に対応している。どちらも人工知能(AI)機能をいくつか搭載しており、写真アルバム内の画像検索や、Galaxy S24シリーズのように、元の写真の枠外にあたる部分を四方どこでも自動生成できる機能などを備える。

 シャオミは、「Android」OSの4世代にわたるアップグレードと、世代ごとに5年間のセキュリティアップデートを約束している。Googleとサムスンが最新スマートフォンで確約した7年間のサポートには及ばないが、これは朗報だ。

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