東京, 6月25日, /AJMEDIA/
神戸市西区の草むらで穂坂修君(6)の遺体が見つかった事件で、修君の祖母(57)への監禁などの容疑で逮捕された叔父の大地容疑者(32)らきょうだい4人が、自宅で修君に暴行を加えたとみられることが24日、捜査関係者への取材で分かった。修君の背中には打撲の痕が多数あり、兵庫県警は虐待があったとみて死亡の経緯を詳しく調べている。
大地容疑者や修君の母、沙喜容疑者(34)ら4人は3月から6月にかけて祖母を押し入れに監禁したほか、同月19日には鉄パイプのような物で複数回殴って傷害を負わせたとして、22日逮捕された。
捜査関係者によると、スーツケースの中から見つかった修君の遺体は靴を履いておらず、足に土などは付着していなかった。背中には広範囲にわたって打撲の痕が残されていたことなどから、修君は人目に付く屋外ではなく、自宅で暴行を受けた可能性が高いという。
祖母の背中にも暴行の痕があり、鉄パイプで殴打された際に残る特徴的な痕が残っていた。
自宅付近の防犯カメラには19日夕、4人連れがスーツケースを引いて、草むらの方に向かって運ぶ様子が映っていた。司法解剖で修君の死亡は19日ごろと推定され、死因は外傷性ショックの疑いがあるという。