5月20~24日、日韓歴訪 対中国で連携強化―バイデン米大統領

東京, 4月28日, /AJMEDIA

米ホワイトハウスは27日、バイデン大統領が5月20~24日に日韓両国を訪問すると発表した。岸田文雄首相や、5月10日に就任する韓国の尹錫悦次期大統領とそれぞれ会談するほか、日本が主催する日米豪印4カ国の枠組み「クアッド」首脳会議に出席する。
 サキ大統領報道官は声明を出し「自由で開かれたインド太平洋や、日本、韓国との同盟関係に対する確固とした責務を推進するための訪問だ」と指摘。「安全保障関係や経済連携の強化、具体的な成果に向けた協力拡大について協議する」と述べた。
 日米政府筋によると、バイデン氏は日本に先立ち韓国を訪れ、21日に首脳会談を行う方向。発足直後の尹新政権との関係構築を急ぎ、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に日米韓3カ国が協力して対処する基盤を整える。松野博一官房長官は28日の記者会見で、5月23日に日米首脳会談、同24日にクアッド首脳会議を東京で開催すると発表した。
 バイデン氏のアジア訪問は昨年1月の就任後初めて。米国はロシアによるウクライナ侵攻の陰で、中国がインド太平洋における覇権拡大の動きを続けていると警戒している。クアッドをはじめ同盟国・友好国との対中連携を深め、力による一方的な現状変更を許さない姿勢を示す。

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