東京, 3月10日, /AJMEDIA/
９日に投票が行われた韓国大統領選で、保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦前検事総長（６１）が１０日未明、勝利した。革新系与党「共に民主党」の李在明前京畿道知事と大接戦を繰り広げた。５年ぶりの保守政権への交代となる。
尹氏の得票率４８・５６％、李氏４７・８３％で、当選が確定した。１９８７年の民主化以降の大統領選で最も僅差の勝利。尹氏は党本部で「競争は終わり、われわれ皆が一つにならなければならない。議会を尊重し野党と協調しながら国民に尽くす」と強調した。
これに先立ち、李氏は「最善を尽くしたが期待に応えられなかった」と敗北を認め、「尹氏に祝意を伝える」と表明した。
尹氏は５月１０日に大統領に就任し、任期は５年。民主化以降、国会議員など政治経験のない初の大統領となる。
