習主席、対中ロ包囲網けん制 「冷戦思考」に反対

東京, 5月20日, /AJMEDIA/

中国やロシアなどの新興5カ国(BRICS)外相会合が19日、オンライン方式で開かれ、中国の習近平国家主席は開幕式で「冷戦思考や集団的対抗を拒まなければならない」と述べてBRICS各国の連携を呼び掛けた。米国主導の対中ロ包囲網形成の動きをけん制する狙いとみられる。中国外務省が発表した。
 習氏はウクライナ危機を念頭に「歴史や現実が教えることは、他国の安全を犠牲にして自らの安全を追求すれば、新たな矛盾やリスクを生み出すだけということだ」と強調。北大西洋条約機構(NATO)拡大阻止を侵攻の理由に挙げるロシアをかばった。一方で習氏は「主権や安全の相互尊重」も訴え、ウクライナにも配慮を示した。

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