米国務長官、アゼル大統領にナゴルノ紛争巡り和平努力求める

東京, 1月24日, /AJMEDIA/

ブリンケン米国務長官は23日、アゼルバイジャンのアリエフ大統領と電話会談し、隣国アルメニアとの和平実現に向けた一層の努力を求め、両国の係争地ナゴルノカラバフとアルメニアを結ぶ唯一の陸路「ラチン回廊」の民間車両の通行を再開するよう訴えた。

これに対し、アリエフ大統領は回廊を封鎖している事実はないと応じた。アゼルバイジャンの活動家が通行妨害の主な理由として挙げている鉱山プロジェクトを地元当局が停止させなければならなかったと主張した。

ナゴルノカラバフはアゼルバイジャン領内と国際的に認められているが、アルメニア人が多数暮らす。

ブリンケン氏は18日にアルメニアのパシニャン首相とも電話会談を行っており、アゼルバイジャンとの対話再開のための措置が主な議題となった。

国務省の声明によると、ブリンケン氏は23日の会談で「ラチン回廊における人道的危機のリスクは、アルメニア・アゼルバイジャン間の和平の展望を損ねる」と強調した。

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