白川損保ジャパン社長、辞任表明 ビッグモーター問題で引責―取引再開「軽率な行為」

東京, 9月9日, /AJMEDIA/

損害保険ジャパンは8日、白川儀一社長の辞任を発表した。中古車販売大手ビッグモーター(東京)による保険金不正請求問題で不適切な対応をした責任を取る。白川氏は東京都内で記者会見し、不正の可能性を認識しながら同社との取引を再開したことについて「軽率な行為だった」と述べた。辞任時期と後任は未定。
損保ジャパン社長、取引再開促す 関係悪化懸念、ビッグモーター不正

 白川氏は「お客さま、代理店、関係者に大変なご迷惑とご心配をおかけしていることを心からおわび申し上げる」と陳謝。「経営判断ミスに責任を感じ、一日も早い辞任が必要と決断した」と述べた。親会社SOMPOホールディングスの桜田謙悟会長も出席して謝罪し、白川氏より辞任の申し出があったと説明した。桜田氏も持ち株会社トップとしての責任を認めたが、現時点で自身の辞任については否定した。
 白川氏らは会見で、今回の不正問題に関する経緯などを説明。ビッグモーター社員による通報で不正請求の可能性を把握して昨年6月15日にいったん入庫紹介を停止したが、翌月には同氏を中心に今後の対応を協議して取引を再開した。

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