改選議員「何としても勝ち抜く」 国会閉幕、いざ選挙戦―参院選

東京, 6月16日, /AJMEDIA/

 通常国会が15日閉幕し、参院選の日程も正式に決まり、事実上の選挙戦がスタートした。改選議員は「何としても勝ち抜きたい」などと意気込みを語り、それぞれの地元へ。引退する議員は次の世代への期待を口にした。
 参院本会議では午後1時半ごろ、山東昭子議長が「選挙に臨まれる皆さまには、ご当選の上、改めて本院で活躍されることを心からお祈りする」とあいさつして閉会。各議員は足早に議場を後にし、その後に各党で開かれた会合では「頑張ろう」の掛け声が響き渡った。
 医師でもある自見英子議員(自民、比例)は「医療界は新型コロナウイルスで残業続き。政治活動をする余裕がないまま選挙戦を迎えたので、本当に厳しい戦い」と吐露。野上浩太郎議員(自民、富山)は「国内外で困難な課題に直面している中、重要な選挙になる」と気を引き締めた。
 杉尾秀哉議員(立民、長野)は「地域や日本の課題解決に向けて仕事ができるよう、何としても勝ち抜きたい」と決意を新たに。社民党の福島瑞穂党首(比例)は「どんなことがあっても国会に戻って頑張りたい。9条を変えさせないためにも全力を尽くす」と意気込んだ。
 引退する中川雅治元環境相(自民、東京)は「民主党への政権交代や安倍政権の復帰などいろいろな動きがあった」と3期18年間を感慨深げに振り返り、「良識の府や熟議の府として、参議院の役割を果たしていってほしい」と今後に期待した。

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