平和記念公園でG7首脳出迎え 岸田首相表明「被爆の実相伝える」―広島サミット会場を視察

東京, 5月14日, /AJMEDIA/

 岸田文雄首相は13日、先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)の準備状況を確認するため、広島市を訪れた。首相は平和記念公園で記者団に「被爆の実相をしっかり伝えることは核軍縮に向けたあらゆる取り組みの原点だ」と強調。サミットが開幕する19日に、原爆資料館や原爆ドームがある同公園で各国首脳夫妻を出迎えると明らかにした。
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 政府は、首相とG7首脳が原爆資料館を訪れる方向で調整している。首相は「広島と長崎に原爆が投下されてから77年間、原爆・核兵器が使用されていない歴史をないがしろにすることは決して許されないとのメッセージを力強く世界に発信したい」と述べた。
 これに先立ち、会議会場となるグランドプリンスホテル広島では周辺警備に当たる警察官、海上保安官を激励した。首相は「(サミットを)安全かつ円滑に進行することが日本の重大な責務だ」と呼び掛けた。
 首相は同ホテルで、G7首脳らに提供するメニューを試食。また各国首脳を案内する予定の宮島も訪問した。宮島には世界遺産の厳島神社がある。

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