岸田首相、広島サミットへ地ならし 欧米5カ国と首脳会談へ

東京, 1月7日, /AJMEDIA/

 岸田文雄首相の欧米歴訪の日程が6日、固まった。就任後初めて米ワシントンを訪れ、現地時間13日にホワイトハウスでバイデン大統領と会談する。G7(先進7カ国)のうち5カ国を相次いで訪問。5月に広島市で開くG7首脳会議(サミット)に向けて、議長を務める首相は各国首脳に協力を要請する。
 首相は9日に出発。訪米に先立ち、現地時間9日にフランスでマクロン大統領、同10日にイタリアでメローニ首相、同11日に英国でスナク首相、同12日にカナダでトルドー首相と会談。同14日にはワシントンで内外記者会見に臨み、15日に帰国する。
 日米首脳会談で、首相は国家安全保障戦略など安保関連3文書の改定や防衛費増額を決めたことを説明。安全保障協力の進展を通じた日米同盟の深化を内外にアピールしたい考えだ。中国が軍事的圧力を強めている台湾海峡に関しては「平和と安定の重要性」を確認し、北朝鮮の核・ミサイル開発への対応も協議する。
 一連の首脳会談では、G7サミットを見据えロシアに対する制裁やウクライナ支援についても協調を申し合わせる。「自由で開かれたインド太平洋」実現に向けた、各国との防衛協力も主要議題となる。
 首相は、本格会談が初めてとなる伊英両首相をはじめ、各国首脳と個人的な信頼関係を構築したい考えだ。

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