岸田首相、広島サミットで核廃絶議論 国際賢人会議が閉幕

東京, 12月12日, /AJMEDIA/

 内外の有識者が核廃絶を議論する「国際賢人会議」の第1回会合は11日、2日間の日程を終えて閉幕した。岸田文雄首相は広島市内のホテルで閉会式に出席。来年5月に広島市で開く先進7カ国首脳会議(G7サミット)に触れ、「『核兵器のない世界』に向けた力強いメッセージを発信できるよう議論を深めたい」と語った。
 首相は「核兵器使用の脅威が高まるなど核軍縮を巡る厳しい現実の壁に直面している」と指摘。次回の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に向けて、出席者には「厳しい現実を理想に近づけるための具体的な方策について、有意義な成果を達成いただきたい」と訴えた。
 会議には米国、ロシア、中国などの核兵器国と、保有を宣言しているインド、非保有国のドイツ、アルゼンチンなどから有識者が参加。この後、首相は記者団に、「橋渡し役として大きな役割を果たすことにつながる」と意義を強調した。

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