東京, 5月6日, /AJMEDIA/
岸田文雄首相は５日（日本時間同）、シンガポールのチャンギ国際空港で同国のリー・シェンロン首相と１時間１５分ほど会談した。ロシアのウクライナ侵攻や中国が覇権主義的な動きを強める東・南シナ海情勢について協議。「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序」の強化へ協力していくことで一致した。
東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）加盟国の中でシンガポールは唯一、対ロ制裁を実施している。
会談で岸田首相は、３月に公表した「自由で開かれたインド太平洋」構想の新行動計画や昨年末に改定した安全保障関連３文書について説明。リー首相は「地域における日本の役割を期待する」と応じた。その上で両首脳は、防衛やデジタル分野の連携強化を確認した。
