対ロシア・中国で緊密連携 2プラス2を早期開催―日独首脳

東京, 4月29日, /AJMEDIA

 岸田文雄首相は28日、ドイツのショルツ首相と首相官邸で会談した。ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、国際社会の毅然(きぜん)とした対応が重要との認識で一致。覇権主義的な動きを強める中国を念頭に、「自由で開かれたインド太平洋」実現に向けた緊密な協力を確認した。両政府は外務・防衛担当閣僚による安全保障協議(2プラス2)の第2回会合を早期に開催する。
 岸田氏は会談で「日本は強力な対ロ制裁を実施し、ウクライナ支援を強化していく」と表明。さらに「欧州とインド太平洋の安全保障を切り離すことはできない。力による現状変更はどこでも断じて許されない」と訴えた。ショルツ氏は対ロ制裁に関し、「ロシアに非常に痛手だ」と指摘した。
 会談では、日独の首脳と閣僚が参加する政府間協議を新たに立ち上げ、来年開催を目指すことでも合意。ウクライナ支援のため、日本国民が寄付したおむつや生理用品を、ドイツの政府専用機で輸送することも申し合わせた。

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