国連の機能強化訴え 「核なき世界」実現へ決意―岸田首相演説

東京, 9月21日, /AJMEDIA/

岸田文雄首相は20日夜(日本時間21日午前)、訪問先の米ニューヨークで国連総会の一般討論演説に臨んだ。ロシアによるウクライナ侵攻で国際秩序の根本が大きく揺らいでいるとの認識を示し、安全保障理事会の改革を含む国連の機能強化の必要性を強調。ロシアの核兵器による威嚇を非難し、「核なき世界」実現への決意も表明した。
 首相は、ウクライナ侵攻について「国連憲章の理念と原則を踏みにじる行為だ」とロシアを名指しで批判。「法の支配に基づく国際秩序の徹底のため力と英知を結集する時だ」と提起し、国連の改革や機能強化を訴えた。
 圧倒的多数で対ロ非難決議を採択した3月の総会を念頭に、「総会こそが国際社会の大義がいずれにあるかを示す唯一の普遍的な機関だ。さらなる活性化に取り組む」とも強調した。

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