原油・コンデンセート=2月6~10日:アゼリの供給に不可抗力条項

東京, 2月13日, /AJMEDIA/

中東原油/コンデンセート
 アブダビ産原油のOTC市場の商いでは、中国国際連合石化(ユニペック)が3月積みに続き、4月積みアッパーザクムを大量に購入した。8日までの購入量は少なくとも13カーゴ、多ければ20カーゴとみられている。また、このうち、ユニペックは、2カーゴのアッパーザクムの調達について、アブダビ産ダスおよびカタール産アルシャヒーン各1カーゴとのスワップ取引で購入したとみられている。このスワップ取引でのアッパーザクムの売り手は米エクソンモービルとみられている。
 
アフリカ/欧州/ロシア/アメリカ原油/コンデンセート
 地中海産原油の商いでは、BPアゼルバイジャンがトルコのジェイハン港でのアゼルバイジャン産アゼリの供給に対する不可抗力条項(フォースマジュール)を宣言した。供給停止は、10日間前後を要するとみられている。今回の供給停止は、トルコとシリア北部で発生したマグニチュード(M)7.8の地震による影響を受けたもの。
 
南方原油/コンデンセート
豪州産コンデンセートの商いでは、豪ウッドサイドが既に4月積みのウィートストーンを販売した。買い手は三井物産。価格はDTDブレントに対して3ドル台のディスカウントだったと伝えられた。アジアにおけるナフサやガソリンのマージンの回復を受け、価格は前月を上回った。4月積みのウィートストーンの供給は、上述の1カーゴのみとなる。3月積みのウィートストーンは、米シェブロンが1月後半に韓国のSKエナジーにDTDブレントに対して5ドル台のディスカウントで販売していた。

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